ぬかみその作り方

ぬかみその持つ効果とは

 

生では少し硬い野菜であっても、ぬかみそに漬け込んでおくことで適度の歯応えを残しながら食べやすくなりますし、熱を加えることなく野菜を摂取することが出来るようになります。

 

栄養面から見てみると、ぬかみそに漬けた野菜というものは、そのビタミンB1が急激に増加することになります。一般的によくぬか漬けにされるきゅうりや大根、茄子などの野菜に含まれているビタミンB1の量を生の場合と比べてみると、少なくても2倍に増え、多いものになれば10倍近くにも増えるようになります。

 

これは、ぬかみその持つ効果のひとつです。ぬかみその元となる米ぬかには、多量のビタミンB1が含まれていることがその原因となるのですが、特にビタミンB1は水に溶けやすい性質を持っているので、ぬか床に漬けられた野菜はそれをどんどんと吸収していくのです。

 

そもそも野菜には、肉類や魚介類にはない大事なビタミンがたくさん含まれているのですが、煮たり焼いたりする加熱調理によってそれらの多くは破壊され失われてしまいます。

 

しかし、ぬか漬けはこれらの加熱調理した野菜と比較してみると、ビタミンCやビタミンAなども増加する傾向が見られます。つまり、ぬか漬けは美味しく食べられる健康食品であるといえるのです。普通の野菜をこうした健康食品に変えてしまうのも、ぬかみその持つ効果であるといえるでしょう。